劇スタ見ました。
端子です。え?記事がタイムリープしてないか?って?いいえ
同じ映画を二回見たの8年ぶりとかだしちゃんと違った景色が見れたことがよかった!!!最高ね pic.twitter.com/MogRGNV5gw
— 端子 (@tansipp) 2021年7月18日
二日連続で同じ映画を見ました。
「劇場版レヴュースタァライト、一回だけじゃよくわからないことも多かったし二回目みたいな~~」みたいな話をしてたら「観ない?今日。」と誘われた。急すぎる~~~~~~!!!
でも鉄は熱いうちに打った方がいいので(これはドラクエ11で得た知識)、即日の復習をしに来ました。
この記事は劇場版レヴュースタァライトと武田/モデルナ社のワクチンのネタバレを含みます。
映画館には体調不良がないことを確認してから行ったよ!あとモデルナのワクチンはウィルスが直で入るわけではないので実際に伝染するコロナを抱えるわけじゃないし!
以下、ネタバレです。
今日ワクチンを打ちました。打った結果体には力がみなぎり、5Gを通して全てが見えます。世界の真理は、全てが融合した白でした。
ここまで嘘です。打ったのは午前ですが外が暑すぎて全ての副反応が消えてます。一応明日は副反応見るために休みを申請しました。(合法休みを取るために日曜摂取にしたのはナイショだぞ。)
打つまでに四回くらい受診表確認があり、終わった後も一回あった。多いね。ダブルチェック的な意味と手続きを分割することで流れをよくして密を避けてたのかな。
打たれるときに壁を見させられていたので天井のシミを数えてたら終わる的なサムシングを感じました。全然痛くなかった。相手が上手だったからなのかな。普段から太いのを刺されてたのでが趣味の献血が日頃役立ったのかもしれません(この趣味は三ヶ月に一度しかできませんけどね)。
打たれて半日くらい経ちそうな今でも発熱や頭痛はないですね。肩が上がらないのは筋繊維が傷ついた上に薬液が入りこんで筋肉が炎症起こしてるかららしいです。医学に詳しいオタクに聞きました。
ワクチンの話終わり、以下レヴューの話
レヴュー二回目を見ました。いつ物語が終わるのか、どうペース配分されてるのか、どういうシーンが来るのかわかってたから驚きを抑えて冷静に考察ができるようになってた気がします。
あと、昨日に自分の感想を書いたので、今回はみんなの感想を「#劇場版スタァライトネタバレ」で調べてから挑みました。答え合わせの時間だ!!!
(レヴュー名とかはガバガバがち、許して)
全編の話をした後レヴューごとに感想書く感じでいきます。
◯全編通して
あえて全部を語らずにぼかすことで観客に創造の余地を与える演出がいいなと思いました。実は僕アニメの序盤を見た時はリアルに寄った学園ものだと思っていたのですが、実際は割とファンタジーなことが多く起こる上に、その場面自体の変換の説明もなく物語の背景は非日常の中を目まぐるしく変わる。演劇というエンターテイメントはこう言う形なのかなと思いました。あと光の演出、音の演出も映画館という設備が整って統制された環境だからこそさらに響くものなんだなと思いました。映画一般的に言えることににはなりましたが、実際劇スタはライティングがすごい。照明で舞台に色をつけるのは演劇ではよくあることなのですが、アニメでは現実の演劇でも存在しないような数の(要検証)ライトを一気に展開することでさながら大規模ライブのような楽しさがありました。
"レヴュー(revue)は大衆娯楽演芸のことである。装置・衣装・照明といった視覚的な要素に重点を置き、音楽、舞踏、寸劇、曲芸 などの演目を展開する。"
wikipediaで調べたら視覚要素に重点を置いているんですね。こりゃ演出が楽しいわけだ。
◯皆殺しのレヴュー
大場ななの意図は、「同期が舞台少女として死なないことように守ってあげた」のかもしれません。同期を退学から守るために99回のスタァライトを繰り返した大場ななならやりかねないな……。ここで敗れた6人は決起会の時に自分の舞台少女としての死に気がついて(クロディーヌはさらに自分が真矢と比べて足りなかった次の舞台への目標に気がついて)、それぞれ次の舞台に進むためにレヴューを通して気持ちにケリをつける流れになります。燃料である観客の期待の象徴、トマトを食べて。
◯怨みのレヴュー
いつもと逆で香子が双葉のわがままを許すシーンでした。今までは香子が離れようとして双葉が止める展開が多かったのですが、今回は双葉から離れる決断をしました。双葉は止められると思ってたから香子には黙って決めたことでしたが、香子は自分が鬱陶しかったから離れたんだと思い本音を聞き出すために正面衝突を仕掛けます。個人的にこのレヴューの「うっと……」と「表出ろや」は定期的に聞きたい中毒性があります。序盤も「しょうもな…」も含めて個人的に香子三大ワードですね。(もっとあるだろ)
最終的に香子は双葉の本心に触れ、双葉の気持ちも知らずに束縛しようとしていた自分の「しょうもなさ」に気がついたのですが、双葉が最後に気がついた「しょうもなさ」はなんだったのでしょうか。香子に本心をぶつけることを恐れていたことなのかな。
あとやっぱりわがままハイウェイはいい曲で!!!!早く音源を出して!あ、今月なんだっけ。楽しみだな。
◯競演のレヴュー
まひるの口上、最初の聖火灯すところは舞台の上での口上だけど、最後の口上は本心だと嬉しいな。でも舞台の上だから口上言ってるのか。最後に「まだまだ演技も下手だけど……」と言ったあたりで(演技下手ってことは大嫌いなのは本心な可能性が高いのか……)と思ってました。実際、想い人に既に5歳の頃から両想いの相手がいたことを知って本音をぶつけた上でちゃんと両思いの相手の背中を押してあげられる露崎まひるさんが本当に大人で素晴らしいと思いました。
◯狩りのレヴュー
大場ななは「過去に憧れる少女」として描かれることが多いなと思いました。99回スタァライトも、以前のがむしゃらに主役を掴み取ろうとする星見純那も。全て変わってしまうならそれを認めない。認めないために舞台を創造し、自分と相手をそう演じさせることで自分の中で正当化していた。でも星見純那は与えられた筋書きすらも超えて、自分の言葉でがむしゃらにステージの主役を獲りにいった。熱い展開でしたね。大場さんは自分の創造する舞台で悪役を演じることが多いけど自分が悪なことを認知してるってことなんですかね。それともこれは観客側のバイアスなのかな。やっぱり99代生徒会長口上がカッコ良すぎるな。その口上が言えるのは過去現在未来通して学園にひとりなのよ。
(他のブログのせいで「泣いちゃった……」でちいかわを思い出して笑い堪えるために震えてた)
◯魂のレヴュー
真矢を人間として対等に見て、その真の感情を発出させられるのはクロディーヌだけなんだな……。最高の関係性。もう言うことない。あと口上がそれぞれの相手のアニメ口上に挑戦するかのように対応してて泣いちゃった…!(ちいかわ)。舞台上でかわいさの話をしていちゃつくな!(いちゃつくなは怨みもそう)
(クロディーヌさん、八重歯とか舌とか全体的にお口がえっちすぎんか。しかもスーツも)
このレヴュー、最後までクロディーヌの株が上がり続けて大変だった。大好きになってしまう。西條……。
◯華恋とひかりのレヴュー(レヴュー名忘れた最後のセリフの前のやつも含む)
映画の主題にもなっている華恋の話、13年もの間約束に縛られていた華恋。いざ約束を終えると、自分のこれからの目標がなくなっていることに気づく。そこで舞台少女としての彼女は死に、しかしひかりの言葉でもう一度再生産を始め、自分の目標、「次の舞台」を決めて最後のセリフを言う。
これ実は再生産前まではすごい自分と重なる部分があってすこしそこで泣いていました。自分はこれと言って人生通して好きなものがあったわけでもなく、ただただそこそこ勉強をしてなんとなくそこらへんのよさげな学校に通うことを決めてました(おそらく大学は住んでた県によって変わってたと思う。)。それでも勉強をやめなかったのは華恋伯母(マキさん)の「目標のために今できる最大限の努力をしないとね」(うろ覚えすぎる)のような気持ちだったんですね。今は就職先も決まりましたが次のステージの目標は決まってない状態なので、劇中の華恋を見習って僕も頑張らなきゃなぁとか映画中に思ってました。
「ノンノンだよ!」が昔の劇でのセリフだったことから、アニメでもオーディション中に言っていたことをを思い出しました。オーディションだから舞台と同じように役として振る舞っているのか、それともあれは華恋の本心で接していただけだったのか。映画後半を見ると華恋は客席を意識せずひかりを意識した演技をずっと行っており、映画終盤で気づいたことから後者にあたる気がします。彼女は間違いなく舞台を通して大きく人格を変えた人間ではないかと思いますね。人生において素晴らしい出会いをした人間ですよ。
めっちゃ長く書いちゃった。終わりです。
最後にお気に入りの#劇場版スタァライトネタバレ をいくつか貼っておきます。
https://twitter.com/saboteng23/status/1414945644544995338?s=20
https://twitter.com/NatBrnHey/status/1414992170772156418?s=20
https://twitter.com/akibaramasaki/status/1415313169795338247?s=20
明日は大事をとってワクチン休暇とったけど症状なかったら勉強しようかな。僕も次の舞台に進む希望が湧いてきました。端子でした。