カリギュラODの振り返り
こんにちは。ししゃもが好きです。端子です。子持ちが特に好き。人妻と一緒ですね。
以前、Caligula OVERDOSEをクリアしました。
ざっくりとしたプレイ感想をストーリーネタバレなしで書いていこうと思います。
ちなみにカリギュラは1,OD(1の拡張版),2が出ているのですが、自分は2をクリアしてからカリギュラODをやったタイプのオタクです。
最後にODと2の比較も書きます。
【カリギュラOD あらすじ】
バーチャドール(大体ボーカロイド)のμ(CV:上田麗奈さん)が自我を持って理想の世界、メビウスを作り上げちゃった!
μの歌がいいと思った現実が嫌いな人間はみんなメビウスに取り込まれてトラウマの原因がない理想の生活ができるよ!
その中でここが現実じゃないことに気がついた主人公たちは現実に帰るために「帰宅部」というグループを結成!
μに支えて楽曲を提供し、メビウス内の人を洗脳する集団、「オスティナートの楽士」
たちと戦って現実に帰るぞ!
こんな感じです。
ちなみにODは1,2と違って主人公が帰宅部に着くか楽士につくかを選べます。
以下、良かったところとちょっと人を選ぶところ。
よかったなと思ったこと
・キャラクターが魅力的
全員現実にトラウマを抱えているため、現実から逃げたい人にめちゃくちゃ刺さるところありますね。グェー!
プラスの方向に刺さるか、マイナスに刺さってしまうかは人次第になりますが、このゲームで心に衝撃を受ける人は多いときっと思います。ぼくはなんだかんだ励まされました。現実は地獄ってほどじゃないけどやや苦手めだから……朝はキツいし。
また、主人公は登場人物のトラウマに踏み込むことができます。心の内を打ち明けてくれるというよりは主人公が聞き出しにかかるというパターンもあり、ちょっと罪悪感が出るかもしれませんね!(僕は罪悪感ありませんでした)
帰宅部や楽士のトラウマに踏み込んで心の内を聞くのは心が通じ合ったみたいで僕はいいなと思ったんですけど、こっちが圧かけて入っちゃったみたいになってたら途端に申し訳なくなってきたな……。
人間必ず裏に抱えているものがあるっていう描写がとてもリアルでした。人格変わるキャラも結構いるので声優さんの演技が目当てのファンも必見です。
キャラクターの裏の顔を見て評価が変わるかもしれないのでぜひ最後までやってほしい作品です。
・トラウマ・現代病を題材にしたストーリ
みなさん、人に言えないトラウマや自分の秘密、過去の後悔ってありますか?僕はあります。前述もしてますがこの作品は主要キャラ、モブキャラ含む多くのトラウマを扱っています。その内容は発売された2010年代後半くらいに思春期を迎えた人なら体験、ないし聞いたことはあるような内容のものが多いです。特に主要キャラのトラウマについてはこのゲームを通して理解できることも多いかもしれません。現実の同じトラウマへの理解が、このゲームで生きるかもしれませんし、逆にこのゲームで得た経験からトラウマを抱えている現実の人にも優しくなれるかもしれませんね。
な、なんて優しいゲームなんだ……。さすが認定心理士の資格を持っているのに優しすぎてカウンセラーになれなかった山中さんがプロデュースしてるだけあるな……。(褒めてます)
・音楽
楽士と戦うまでの道中、そして楽士戦ではその楽士のイメージソングが流れます。実はこれ、めっちゃ豪華なボカロPの人たちが楽士になりきって作詞と作曲されてるんですね。僕はボカロ全く知らなかったんですけど、それでも音楽を通して伝わってきます、楽士の嘆きが。
楽士も他のキャラ同様現実でのトラウマを抱えており、現実に戻ることを拒んでいるため、現実に戻ることを望む主人公たちとは対立しています。こんなにいい曲書くなら倒しづらくなっちゃうけど作品と本人の人格は別だからな……。でも供給がなくなっちゃうのもな……。
仕様としては、モブの戦闘に入るまではフィールドでインストが流れ、戦闘に入るとμ(CV:上田麗奈さん)のボーカルが入ります。これがもう最高(オタク)。クリアした今もサントラを聞き続けるくらいには好きなのでどうか楽曲だけでも聞いていきませんか?楽士倒すごとに歌詞の意味が深まって聞こえるのでプレイすると2度美味しいですよ。歌詞に仕掛けられたトリックを隅から隅まで味わおう!
・声優が!豪華!
これは自分の趣向マシマシです。上田麗奈さんが全肯定してくれる楽士ルートは、良くなっちゃうんですよね。疲れた身体に効く。ASMRゲームかな?
きついなと思ったところ
・戦闘がとてもめんどかった。
戦闘の状況を未来視してカウンターするバトルは面白いんだけど1ターン1人3回、4人パーティーだと4人分最大12コマンド入力しなければならないのはきつかったですね。
一応主人公以外はオートにもできます。
1人1コマンドの2は9割5分はマニュアル入力したけどODは6割くらいしか自分で入力してないかも。(その6割のうち4割くらいはテキトーに一番上のコマンド連打しててから考えていたのはもっと少ない)
シンボルエンカウント式だから結構敵避けちゃったな……
あと敵が強い・バトル難易度が高いとこちらの技の命中率が下がって未来視カウンターが失敗しまくるのも大変だった。もう計画めちゃくちゃや。雑魚敵はめんどくなったら難易度EASYに下げて、ボス戦前は一瞬で溶かすとつまらないからHARDにしてたかな。
・グラフィック
PS1か????プロデューサーインタビューで予算険しかったみたいなこと言ってたし多分そのせいだと思う。いっぱいお金あげたい……。
・Switchがエラーでまくって大変だった。エンディングの最後でエラー出てクリアフラグつかずにラスボス戦前まで戻されたの許してないからね。
よいこのみんなはPS4でやろうね!
・サブクエ開始までの流れが大変だった。同じモブに3回話しかけなきゃいけない上に、クエストの解決方法も2みたいにスティグマを主人公が装備するんじゃなくて、
一回パーティを一枠開け
モブをパーティに入れ
パーティ内でモブにスティグマを装備させる
というなかなかめんどい仕様になっています。
あとモブは500人くらいいるのでコンプは結構今期いります。ぼくは50人くらいでやめました。
もちろんやるだけメリットはあって、主人公のパラメータ成長率が上がります。
・沈むように溶けていくように。
膝下だけドンブラ粉使われたの?
・突然のスタンド攻撃
グーグー・ドールズ使われたの?(アニメ ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャンは2021年12月1日(水)よりNetflixにて第1話〜第12話まで全世界独占先行配信中!)
2では以上のきつかった点がわりと改善されてます。
戦闘は1ターンのコマンド入力数が減ってるし、多分高難易度設定でも命中率は上がってます。
エラー落ちもほぼなかったです。
サブクエも数が減って、クリア方法も楽になってます。
(自分がスティグマを装備して話すだけなのでパーティ変更のあれこれが必要ない。また、複数回同一モブに話さなくて良い)
グラフィックは…………PS2初期くらいになってます……。
でもポリゴン系のバグはなかったはず。
個人的には2からやるのも、全然「アリ」です。
ストーリーはODから繋がってるところもあるけど、単体でも楽しめるし色々な点が前作からブラッシュアップされてるからより遊びやすくなってますね!
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!